水の都松江は、京都、金沢と並んで茶処菓子処として有名です。 美しい菓子はよそ行きのものではなく毎日のお菓子として日常で楽しまれているもので、 松江ではのんびりとお茶を楽しむ時間が大切にされているといいます。
松江と和菓子の関係を深めている理由は、 松江藩七代藩主・松平出羽守治郷(不昧:ふまい)公の存在です。 不昧公は自ら不昧流という茶道を完成させ、茶会で使われた和菓子の数々は、 「不昧公好み」として現代に受け継がれているのだそうです。
松江のお茶消費量は静岡に次いで2位、全国平均の約5倍、 一世帯あたりの和菓子購入量日本一、全国平均の1.5倍とも言われているそうですから筋金入りです。
そんな出雲の国の彩雲堂さんの今回いただいたお菓子は、 柚子と小豆を寒天で封じ込めた錦玉(きんぎょく)です。
”春秋”
じゃりじゃりとする食感はあくまで品が良く、甘さも硬さもあんばいがよろしいです。 柚子は、香りがふんわりと鼻腔に抜けます。 気に入りました。
以前”彩文”をいただいたことがありますが、こちらも香りよく美味しいお品だったと記憶しております。
”彩文”
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