茶箱の点前・卯花点・拝見編◆
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 拝見ありの場合

茶碗が戻ると

23 右手で取り、左手で扱いながら、蓋の上にとり込み、右手で古帛紗を二つ折りにして膝の右横に仮置きする。


24 帛紗をとり、鉄瓶の蓋をおさえて茶碗に湯を入れ、湯を建水に捨てる。

25 客よりおしまいの挨拶があれば、受け、茶碗を蓋の上におき「おしまいにいたします」の挨拶をする。
  続いて、「お道具拝見を」と請われると、


26 右手で右膝横の古帛紗をとって、左のひらの上にのせ、箱と蓋の間におく。


   

27  帛紗をとって湯を入れ、茶筅通しをし、茶筅は盆の上に戻す。

28 
右手で茶碗をとり、左手で湯を捨て、右手で取った茶巾でふき茶巾を茶碗におさめ、茶巾を入れたまま、茶碗を蓋上に置く。

   

29 茶筅を茶碗に入れる。

   

30 左手で建水を引き、両手で箱をひく。

31 右手その横の古帛紗をとり、そのまま箱の向こうにおいて広げる。

   


32 右蓋の上の茶碗を右、左、右と三手で扱い、古帛紗の上に仮置きする。

   

33 箱の蓋を両手で持って、客付きへまわり、膝前に置く。

   

34 盆の上の帛紗を右手でとり、捌き直して、左手で棗をとって拭き、棗を蓋の上、左に置く。

   

35 帛紗を捌き直して、茶杓を拭き、棗の左に置く。(「10」の形)

   

36 帛紗を建水の上で払い、右手で盆に戻す。

37 両手で蓋を取り上げ、右向こう、左手前とまわして、拝見に出す。

38 瓶掛正面に戻り両手で箱を取り、また客付き斜めに持ってまわり、右向こう、左手前とまわして、蓋の右に出す。

   
 

39 再び瓶掛正面に戻り、盆を両手でとり、勝手付きに置き、茶碗を古帛紗ごと盆の上にのせる。

    

40 一膝、勝手付きへ向き、建水を持って水屋へさがる。

41 拝見が終わって道具が返ってきた頃に再び入り、、道具正面に坐り、 
「棗のお形は?」「お塗りは?」
「茶杓のお作は?」「ご名は?」
「茶箱のお作は?」「お塗りは?」
「茶筅入れのお塗りは?」
「茶巾入れのお作は?」などの問いに答えて、
「いずれもありがとうございました」と挨拶をする。


42 箱の蓋をとって瓶掛正面に置き、

    

43 再び客付き斜めにまわって箱をとり、瓶掛正面に持ちまわって、勝手付き、盆の手前(初めに建水のあった場所)に置く。

   

44 居前のまま右手で振出しをとり、蓋の右横に置く。

   

45 右手で茶碗の中の茶筅をとり、左手で箱の中の茶筅筒をとり、茶筅を入れ、左手で箱の中に戻す。

   

46 同じく右手で茶碗の中の茶巾をとって(右膝の上)左手で取った茶巾筒に入れ(茶巾筒の胴で茶巾を二つ折りにする)、左手で、箱の中に入れる。

   

47 蓋の上の棗を少しむこうに進めて、茶碗を右手でとって左手で扱い、右手で蓋の上に置き、古帛紗を盆の上で二つに折って茶碗に入れ、(左手は茶碗に添える)その上に棗を入れる。

   
    

48 茶碗を両手で箱におさめる。(箱にしまう時は右上左下に手をずらす)

   

49 右手で振出しをとり、左で扱い、右手で箱の中に入れる。

   

50 蓋の上の茶杓をとり、左手で扱って、箱の中に斜めに伏せて入れる。(右手でとり左手を上、右手で反す)

   

51 右手で帛紗でとり、鉄瓶の蓋をきり、帛紗をさばき直して、茶杓の上に元のように箱に入れる。

   

52 箱の蓋をして盆にのせ、

   

53 いったん瓶掛正面におき直し、持ち帰って、茶道口で一礼して終わる。


   

 客の作法

11 亭主から道具が出されたら正客は茶箱の蓋、身の順に右方に仮置きし、

    

2 次客に次礼して、正客は蓋を正面に置き、自分の古帛紗を出し、蓋の上の棗を拝見する。棗の蓋は古帛紗の真ん中に置き、胴を拝見し、見終ったら古帛紗の右上に載せ、

     

3 次に茶杓も拝見して棗の左に置く。

   
4 次に茶箱の蓋を拝見する。(蓋の内側を見る時は次客側に回す)

5 棗、茶杓を元のように戻して、古帛紗を懐中し、次客にまわす。

   

6 茶箱の身の方も、蓋と同様に自分の正面に置き、古帛紗をその右側に出し拝見する。茶筅筒は倒れないように、寝かして古帛紗の上に置く。

    

7 茶巾筒も拝見して、茶筅筒の左に置く。

   
8 最後に箱を拝見して元のように収めて次客にまわす。

    

9 順次拝見し終わったら、末客は振り出しも一緒に出会いで正客に戻す。

    

10 正客はそれを最初に出された位置に返す。

       


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