◆着物の入手について◆

 市(いち)を利用するなら

 骨董市に行く時の注意
 ●必需品●

 ①メジャー(アンティーク着物は小さめなことが多いの必須です)
 ②歩き回っても疲れない靴
 ③日傘か帽子(骨董市の多くは野外です)
 ④斜めがけバッグやリュック(両手があくので捜したりサイズを測ったりできます)
 ⑤現金(カードは使えません)
 ⑥大きめのエコバッグ(たくさん買う時に便利ですし、袋はいりませんというと喜んでもらえます)

 ●心得●

 ①午前中に行く(いいものは早くになくなりますし、同じものはないので)
 ②骨董市で手に入る着物は、シミ・汚れ・ほつれがつきものです。ですからお安く買えることを理解しておく。
 ③布や縫い目が弱っていないか確かめる。お値段によっては、1~2回着られればというような気持ちでもいいかと思います。
 ④着用できるぐらいの汚れかどうかを確かめて、その場合の費用も覚悟します。お着物が1000円でクリーニングが3000円なんてことも多いにあります。



 アンティーク着物の出会い

 お着物はコーディネート次第でとても印象がかわります。

 帯締めなどの小物を変えたりするだけで、大人っぽくなったり…可愛くなったりします。
 若い時に誂えたお着物や、お下がりのお着物を、 あわせる帯で随分違うイメージを作れるものです。

 最初はのうちは、自分の好みで選んでしまって失敗もあるかもしれません。。

 ですが、市に行っているうちに、また、ワードローブが増えてくるうちにだんだんにあのお着物に合いそうな帯だとか、こんな時に来ていけそうどとか、そういうことが分かってくるような気がします。

 本当なら、そういうビジョンを明確にして市でお買い物をするのが、ベストなのでしょうが、それも経験だと思います。

 自分の好みのお着物がお手ごろなお値段で手に入れることのできる喜び。
 市でのかけひきも、意外と値切ったつもりではないのに…、お安くしていただいたりと、嬉しいものです。

 出会いを楽しんでくださいませ。

 オススメの市(東京)

  一番のオススメの骨董市は世田谷ボロ市です。
 なにがそんなにオススメかというと、とにかく着物や帯のお値段がダントツにお安い。
 
 二日目の夕方終わりごろになると、寒い中、早くお片づけをしたいお店の方の、投売りが始まることもあります。
 
 まぁ、その時はすでに良い商品は売れてしまっているなんてこともありますが…。
 
 でも、着物三枚、帯三本、1000円!なんて嘘みたいなお値段になる時があるのです。
 
 ですが、こちらの市は毎年1月15、16日。12月15,16日の4日間限り。
 
 ですから、他の市もご紹介いたします。


東京 大田区(平和島)全国古民具骨董祭り 東京流通センター

東京

葛飾区 葛西神社青空骨董市 葛西神社 境内

東京

江東区 骨董ジャンボリー 東京国際展示場ビッグサイト東1ホール

東京

江東区 富岡八幡宮骨董市 富岡八幡宮 境内

東京

渋谷区 東郷の杜能美の市(東郷神社骨董市) 東郷神社 境内

東京

新宿区 アンティークフェアin新宿 新宿第一生命ビルスペースセブン1F

東京

新宿区 花園神社青空骨董市 花園神社 境内

東京

台東区 浅草骨董市 産業貿易センター 「台東館」 6F

東京

中央区 銀座の骨董大市 松屋銀座 8階 大催事場

東京

千代田区 大江戸骨董市 東京国際フォーラム 1Fプラザ

東京

千代田区 靖国神社青空骨董市 靖国神社 境内

東京

中野区 新井薬師アンティーク・フェア(新井薬師骨董市) 新井薬師 境内

東京

練馬区 大泉学園北野神社青空骨董市 北野神社 境内

東京

練馬区 石神井氷川神社骨董市 石神井氷川神社 境内

東京

文京区 東京ドームプリズム骨董フェア 東京ドームプリズムホール

東京

文京区 護国寺骨董市 護国寺 境内

東京

港区 ザ・美術骨董ショー 東京プリンスホテル

東京

港区 浜松町骨董フェア 東京都立産業貿易センター

東京

港区 乃木神社小民具骨董市 乃木神社 境内

東京

港区 ベストカントリー&アンティークショー 南青山 骨董通り 小原流会館

東京

日野市 高幡不動ござれ市(高幡不動骨董市)



 この中で、私がよく覗きに行くのが、浅草の産業貿易センターの骨董市です。
 
 はじめは茶道具を捜す目的で行きました。茶箱を捜しましたが、出会いはありませんでした。
 鉄瓶は、柿の形をした銀口のものを買いました。
 その他に、風炉先や釜敷きなどもお手ごろ価格で買ったような気がします。
 
 さて、ここの何がいいかといいますと野外でないところなのです。
 お天気に関係なく、暑さ寒さを感じず、市を楽しめます。
 
 お着物を出店しているところも、わりと多いと思います。
 
 ボロ市のようにダンボールの中のものは全て1000円なんてお店もありますし、
 状態の良い時代着物を扱っているお店もありました。

 帰りに浅草にちょっと寄り道して、仲見世で着物小物を見たりするのもいいですね。
 
 また、日野のござれ市は、6月頃に行くと有名な高幡不動の紫陽花が楽しめます。
 こちらも着物は豊富にありました。
 
 中には質の良い”質流れもの?”現代の格式の高いお着物を扱うお店がありました。
 寸法が合えば、とてもお買い得なんだと思います。
 
 私はココで、新潟あたりの紬の反物1本を1万円で買い、自分で単衣に仕立てました。
 その頃、お仕立てを習っていたものですから、嬉しい出会いでした。




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