◆お稽古のお菓子◆

2009年7月12日

菊家”水羊羹” 菊家”季節の干菓子” 江戸金”亀の甲煎餅

2009.7.12 東京青山 菊家 水羊羹

梅雨明けも間近ではないかという今日この頃、夏本番も、空気感や日差しで感じます。
そんな夏を涼しい気分にしてくれるお菓子、水羊羹。
前回と同じ菊家さんのお品をいただくことにいたしました。

桜の青葉が手に入る時期だけいただける、故・向田邦子先生にこよなく愛された“水羊羹”。
著書「眠る盃」では、“水羊羹”というタイトルのもと
ご自身を水羊羹評論家として、水羊羹にそえられた桜の葉の役割やご自身の食し方まで
こだわりをもって書かれているそうです。

上質の小豆の香りを感じるすっきりとしたお味で、
しっかりとしていて、姿も水羊羹なのに美しい。

一個売りの他、ケース入りもあり、軽い口あたりなので、こちらを全部いただけちゃうくらいです。

 
2009.7.12 東京青山 菊家 干菓子

紫陽花と、つばめです。
前回いただかなかったので、今回登場いたしました。
季節を感じる意匠は、奥ゆかしい。
お煎餅に挟まれた餡は梅肉餡でしょうか?ほんのりピンク色が透けています。
品のいいピンクと紫の紫陽花の花びらも品のいい形です。


2009.7.12 山口下関 江戸金 亀の甲煎餅

縁起の良い亀に因んで、お煎餅の形を亀の甲型にしてある下関名物のお煎餅。
甘さを薄くおさえ、口解けが良く、懐かしい風味です。
ぱりぱりといい音がします。

油を使わずに焼き上げてあるのだそうですが、光沢のある艶は高級煎餅といった面持ちです。

初代は江戸に生まれ、長崎でお菓子を習い、
1862年(文久2年)に山口の下関に店を構えたそうです。
【亀の甲せんべい】は、「亀は万年」 という縁起かつぎと、
関の氏神様である下関にある亀山八幡宮の名にちなむお煎餅として作られたそうです。

およそ140年間、創業当時の独特の製法と味を守っているといて、
栄養価にも富んでいることから、昔は医師がすすめたという話もあり、
今でもお見舞い品としてもよく使われているそうです。

亀の甲煎餅は楽天で購入できます。



菊家さんのその他のお菓子、枇杷清流紫陽花五月雨
雛祭りセット
利休饅頭
花びら餅
水無月瑞雲(きみしぐれ)青梅
福は内(お福)福は内(枡)利休饅頭



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