◆お稽古のお菓子◆

2012年7月7日

”七夕” ”菊かげ” ”金魚”

2012.7.7 菊家”七夕”



小暑(しょうしょ)とは、梅雨が明けて本格的に夏になるころのことで、
新暦では7月7日から11日頃を指すそうです。
七夕は日本の風物詩。
この日近くには、、小さなお子さんをお持ちの親御さんが、
願いを書いた短冊をさげた笹を持ってのお迎え帰りの姿を見かけます。
浴衣姿の人たちが目に留まるのもこの日あたりからでしょうか?
海、空、おひさま、花火、夏休みと、たくさん連想されるものがあって、
いよいよの到来を楽しみとともに、猛暑でうだる夏を憎らしく思ったりもします。
日本人はそんな季節に涼を感じる設えを豊かにイメージできる国民ですが、
和菓子の世界は、そこに重きを置いているように感じます。

菊家さんの「七夕」は、笹と短冊を意匠化した【淡雪かん】でした。
卵白を使ったお菓子は西欧ならば、メレンゲとなりましょうが、
日本は、口の中で溶ける優しい柔らかさを、淡雪という涼を感じるものに作りあげる。
素晴らしい!。

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2012.7.7 菊家菊かげ


 

菊家さんには、夏、向田邦子さんが愛した有名な水羊羹が出現しますが、
利休ふやきも代表的なものです。
店構えや、パッケージも古風なままですが、お菓子作りはアバンギャルドです。

この「菊かげ」は、最近お目見えした商品だそうです。
ミニ最中。
店名の菊にかげ。
なんだかユーモアが感じられます。

餡が美味しい最中は、やはり違います。
お茶が美味しいです。

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2012.7.7 寛永堂金魚


 
「金魚」は尾ひれをひるがえして泳ぐ様が涼しげであるところから、夏の季語です。
縁日では、金魚すくい。
そうですね。子供たちが浴衣姿でしゃがんだ姿が目に浮かびます。

紅白の金魚。

寛永堂さん、ターゲットは日本人だけではないようです。
箱に貼られた金紙には、金魚が夏の風物詩であり…云々と英文で書かれています。

和三盆の奥深い甘さ。外国の方にはその違い、わかっていただけるのでしょうか?
干菓子はcakeの括りになってしまうのですね。
wasanbonは、やはり、日本独特。トラディショナル・シュガーとなりますか。
日本語は豊かです。

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