6月20日土曜日
梅雨の中休み。
もう柚子は歩くことはないけれど、大好きな外出は嬉しいはず…。
そう思って代々木公園に向かった。
もしかしたら奇跡がおこるんじゃあないか、そんな期待もあった。
でも、何も起こらなかった。
逆に私がそばにいないと、怯えているように感じた。
それでも、いつもと違う時間を過ごさせてあげたかった。
一ヶ月前、駐車場からの坂を元気に歩いていた。
あれから、だいぶ様子が変わってしまった。
予期していたことだけど、現実は、切なかった。
白内障と緑内障を患っているミニチュアピンシャー11歳のコがいた。
話を聞くと、目が見えなくなってまもなくは、歩くことはできなかったけれど、今は普通にお散歩ができるという。
そして、ここに連れてきて、気分転換をさせているという。愛している…。
動物の持つ感覚は、わずかな時間の経過で、驚きの行動力を発揮するように思う。
柚子も最近は、壁やものにぶつかる前に方向転換ができるようになってきた。
影みたいなものを認識するんだろうか?
様子をみながら、したいようにさせている。
でも、最近は、こんな風に思えてきた。
悪性黒色腫という病による辛さは、本当はあるのかもしれないけれど、私が見て感じる範囲ではそうひどくないように思う。
それには本当に救われる。
日中、寝ているマットのタオルやベッドカバーが汚れることは、仕方がない。
それは、病気であることと認識させる事実であるから、痛いけれど…。
視力を失い、眠りが深い様子は、老衰のように感じる。
日々の変化が、私の心を強くさせているようにも思うが、その変化や様子は、これから来る別れを日々意識し、悲しみが緩やかなのではないかと想像している。
  
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