
”大仏もほほえむ味や、奈良の柿”(白朝光)
千三百余年の歴史を誇る、奈良の都の柿は、平城京の昔より「御所柿」として献上され、
いにしえの人々に愛され親しまれてきました。
また、「味は大和の鶴志柿」 とも詠われております。
真っ白く干しあげた柿を、丁寧に開き、柚子皮を芯として、堅く巻き上げたものが「柿寿賀」です。
「柿寿賀」、この優美なる名前は、長寿を祝う”寿賀”と”柿”から創作したものです。
干柿の甘味と、柚子皮の酸味による妙味。万葉の雅をお楽しみください。(説明文より)
干し柿が苦手な方でも、美味しいと思えるお品かもしれません。
品名は”柚子皮干柿巻”
箱から取り出した姿は、サラミソーセージのような棒状です。
買い求めた”新宿高島屋銘菓百選”では、
それこそ、サラミソーセージのように、5mm位に切ってあったので、そのようにしていただきました。
ナイフを入れた瞬間、柚子のいい香り。外側は干柿の糖分で白くなっています。
一口いただくと、「おいしいー!」 と言葉に出るお菓子です。
季節のものであるのと、その形態が興味をそそり、買い求めましたが、お茶うけはもちろんのこと、
お酒のおつまみとしてはイケるのではないかと思いました。
1本に使ってある干し柿の数は、なんと!20個だそうです。
切り口の断面を、我がお茶シスターズはCTスキャンの断面図と言いましたが、
私的には、お花に見えました。
要冷蔵のこのお品、冷凍も可能で、切る時は冷凍の方が切り分けやすいそうです。
干菓子と思って供しましたが、
少しべたつき、手で取っていただくのは取りにくいであろうと、思い黒文字箸を添えました。
柿はビタミンC、ポリフェノール、食物繊維などが豊富で、
ほどほど食すと、高血圧、高コレステロール、二日酔い、糖尿病にもよろしいということです。
柿のお菓子として、大変気に入りました。
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