京都の三条の街中の路地、堺町通りにある風情のある門構えの亀屋則克さんは現在では珍しい座売りの販売のお店。
座売りとは、畳のある昔ながらの店がまえのことだそうです。 ご近所さんはこのお店を 「のりかっちゃん」 と呼んでいるということです。
武家社会のむかし、身分の違うお武家様に恋をした女性が、かなわぬ想いを筆にしたためたものの、 恋文を渡すに渡せず、丸めて川に流したその様を「おとし文」といったそうです。 そのはかない恋心を想わすほろほろとした切ない口どけを表したのが、清月堂本店看板商品になっているそうです。 黄身餡を漉し餡で包み、蒸気を当てたお菓子。 材料は、こだわりの卵と北海道産の小豆、徳島産の和三盆、厳選された素材を使っているそうです。 東京みやげには必ずその名が出てくるこのお菓子は小ぶりでお煎茶にもよく合いそうです。