◆お稽古のお菓子◆

2011年11月19日

”柿” ”亥の子餅” ”初霜” ”鈴”
2011.11.19 あんや ”柿”


今年の秋は本当に暖かで秋らしい気配が薄いように感じます。
けれど11月は開炉の月。
お茶の世界では茶の湯の正月といわれる心新たな節目の月です。。

今日は以前からお稽古の時、茶室いただいててみたいと思っていた
成城学園前にある【あんや】さんのお菓子を登場することになりました。

色鮮やかな柿。
煉りきり製。中はこしあんです。

2011.仙太郎さんの亥の子餅
2008.鶴屋吉信さんの亥の子餅

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2011.11.19 あんや亥の子餅

 
口切り」は、初夏八十八夜の頃に摘み取った茶の新芽を茶壺に入れて封をし熟成させ、
旨味の出るのを待った茶壺の口封を切って茶葉を臼で挽いて使い始めることを云います。
冷蔵庫のなかった昔は、新しいお茶を取り出し一年大切に飲み継ぐというのは、
厳粛な茶の祝いだったというわけです。

その「口切り」、お茶の世界では、旧暦10月(亥の月)の亥の日がよいとされているそうです。
この時にいただくお菓子が、【亥の子餅】。

平安時代の宮中行事であった亥猪の日は、今年2011年は11月4日でした。

亥の月 亥の日 亥の刻にお餅を食べればこれから向かえる寒い冬に病気をしない。
多産の猪にあやかって 子孫繁栄を願いお餅を食べるというとても縁起のいいお餅です。

求肥とこしあん製。

 
2011.11.19 あんや鈴・初霜

 
左は”鈴”。
煉りきりとこしあん製。
右は”初霜”
その年の秋から冬にかけて最初に降りる霜、またはその霜が降りた日のことですが、
11月の菓子として、よく店頭に並びます。
こちらは大納言小豆の鹿の子に霜は煉りきり、中はこしあん製です。

 


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