
今年最後のお稽古。
土曜日のお稽古日ということもあって、お菓子担当お茶シスターズにおねだりをしました。
いつも勝手なことを言うワタシです。
なぜに土曜日だからというと、ワケがあります。
普段お干菓子のみを扱う高島屋の”末富”さんですが、
金曜日、上生菓子は予約をすると、新幹線に乗って入荷するのです。
お店の方は「当日にお召し上がりください」と必ずおっしゃるので、
翌日にいただくのは意に反している行為かとは存じますが、
多少味が落ちたり、硬さに変わりあるとしても、京都のお味をいただける機会はそうありません。
まだまだお茶のお菓子を語るには経験不足ではありますが、
こちら、京都の末富さんのお菓子は、お値段も上等ですが、そのことに納得してしまう
茶の湯を熟知された菓子創りであることを実感してしまいます。
見た目だけではなく、決してお菓子ばかりが主張しない上品な甘みでお茶の美味しさを引き立ててくれます。
また今回は、トレンドを感じさせる柔軟さも兼ね備えての創作アリと感心してしまいました。
リースに飾られているアラザンかと思える金と銀の玉は、餡で仕立ててあり、箔を貼り付けてあるようでした。
外見はきんとん製のようですが、切ってみると、煉りきりと餡の二層が織りなす手間のかかったお仕事。
これまた美味しいだけでなく、サプライズの瞬間も与えてくれます。
お菓子の醍醐味、シアワセで豊かな瞬間が味わえます。
上の写真の水色の包装紙。【末富ブルー】と呼ばれる印刷にもこだわったスペシャリティなもの。
檜扇が描かれた上品な絵柄は、上級なものという印象を醸し出しているように思います。
末富さんのお菓子のブログ
2008.12.9.末富さんの上生菓子
2008.10.17.末富さんの上生菓子
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